Warehouse

倉庫のレイアウトについて

スクリーンショット 2017-04-14 14.49.34.png

倉庫運用にあたりロケーションのルール決めは、今後の整理のため非常に重要な要素になってきます。
一度決めてしまうとなかなか修正が難しく、状況に対して適正ではない形で運用しなければならないケースなどはよく発生してしまい、その度どのようにレイアウトするのか頭を悩ませる事になります。


様々な問題解決を経て Tokyo Otaku Modeの舞浜倉庫では倉庫のレイアウトはマトリクス図のように展開するようにしました。
上記の地図は実際の倉庫レイアウトを単略化したものですので、実際のものとは違いますが、わかりやすく表記してみました。
横軸がアルファベットの A〜Pで構成されており
縦軸はアラビア数字の1〜20で構成されています

ロケーションの番号が「B-10」という数字であれば
まず横軸の「B」を探します
スクリーンショット 2017-04-14 14.57.03.png
その後に「B」の縦軸10を探します
スクリーンショット 2017-04-14 14.56.44.png
この横軸と縦軸の合わさった箇所が該当のロケーションになります。

しかし実際には、オペレーションをするための梱包をする場所や入庫エリア、資材置場なども存在するのですが、それらはこのマトリクス上のロケーションのどこかに存在することになります。

このようなレイアウトになる前は、棚などの什器の形状やジャンルによってロケーションの名前を変更していました。
本棚だったら「BOOK1-1」、パレットで管理するものは「PL1-1」などです。
しかしその運用方法だと商材の種類に幅がある場合や、新規の取扱が想定される場合などは、つどロケーション名を新規に作らなければいけません。
ロケーションの名前が増えると複雑化していき、レイアウトを覚えなければいいけなくなります。結果、庫内で働くスタッフの専門性が必要な仕事内容に変容していきます。
 
マトリクスでレイアウトを管理した場合、ルールを伝えれば誰がみても、すぐにどこのロケーションなのか大体の位置を把握することができます。
IMG_5459.jpg
実際に倉庫内の壁にはレイアウトの地図のように縦・横軸の表記がされています。
 

しかしながら、この管理方法だと大体の位置はわかりますが、正確な位置の把握には向いていません。
直置きする場合は大きく、棚がある場合はロケーションが小さくなりますので、臨機応変に什器や置き方によって変化させなければいけないからです。
ですので、
IMG_5460.jpg
ロケーションにはこのように看板の表記などは見やすく可視性の高いものを設置しなければいけません。
 
派遣スタッフのように、その日に来てすぐに仕事に取り掛かってもらう必要がある場合でも、こうした独自ルールは極力作らないことが、倉庫オペレーションをよりスムーズなものにしてくれます。

この記事に関するお問い合わせはこちら

お問い合わせ