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自社で倉庫を立ち上げるノウハウ:本邦初(?)公開!Tokyo Otaku Modeの倉庫レイアウト

Tokyo Otaku Mode(以下、TOM)では、自社倉庫の運用から設計まですべて内製で行っています。今回は、その中でも一番重要な、倉庫レイアウトにおけるコンセプトの話をしたいと思います。

TOM倉庫設立当初、レイアウトにおけるコンセプトは、「一筆書き」でした。
これは、商品の到着から入庫、そして出荷までが一方向に流れるようにレイアウトを創る、ということです。そうすることで、作業導線が重ならないので、作業者同士の衝突などの安全を確保できる、などの利点があります。

下記の図が、一番最初に設計した作業レイアウトです。オレンジ色の矢印が商品の流れで、それに沿うように入庫エリア、梱包場所などの各作業場を設置してあります。



商品の流れが一方向であることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

ただ、倉庫の作業レイアウトは、単に商品の流れだけを考えれば良い、というわけではありません。他にも、考慮すべき点がたくさんあります。

中でももっとも大事なのは下記3点ではないでしょうか。

・効率的であるか
・作業者の導線が重なってしまって危険でないか
・大きな全体の流れが解りやすくなっているか

さらに、可能であれば次に挙げる点も考慮しておきたいところです。

・事業拡大に伴う拡張性
・売れ筋商品の変化
・商品ごとの収納性の違い

わたしたちは、「一筆書き」というコンセプトに沿うかたちで、上記の点を可能な限り実現させていく、という方法で倉庫設立当初のレイアウトを作成しました。

実現したいことは山ほどあっても投入できる資金やリソースには限度があります。実現できること・実現できないこと・実現させなくてもいいことをしっかりと判断するために、まず一番最初にコンセプトを設定すると良いでしょう。

この記事を読んでいる方は、倉庫立ち上げに興味がある方も多いと思います。さて、今度はあなたの番です。倉庫コンセプトは何にしますか?

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