越境EC・API連携不能!EMS、オーダーと伝票のくっつけ方(統合方法)!
越境ECで欠かせない配送方法のひとつが、日本郵政のサービスであるEMSです。料金体系や配送のリードタイムは非常に優れたサービスではありますが、システム面では物足りない点があります。それはEMS国際郵便サポートシステムはAPI連携(自社システムとの自動データ連携)ができないということです。出力した伝票と販売した際の受注情報を正しく紐付けることができなければ、正しい宛先へ配送はできません。少々マニアックになりますが、今回はそんなEMS国際郵便サポートシステムのデータ連携について、Tokyo Otaku Mode(以下、TOM)流の解決法をご紹介します。
解決のためのポイントは、
・受注した情報に個別のIDをつけておく
・国際郵便サポートシステムに取り込ませる発送情報にも個別のIDをつけておく
・発送情報の順番に伝票は印刷される
です。
まず、発送先備考という場所に受注情報の個別IDが入るように取り込みます。
すると、印刷した宛先の住所欄の上に印字されます。
それを発送する内容の指示書(例えばピッキングシートなど)の個別IDと合わせます。
ここからが重要です。多数の配送を無造作に印刷してしまうと、上に書いてあるような作業は時間も工数もかかってしまい、間違えやすくなってしまいます。国際郵便サポートシステムは取り込んだ配送データの順番に出力されるので、配送データの順番に指示書を印刷するとミスが防げます。
発送伝票の集まりと指示書の集まりを、上から合わせていきます。
いかがだったでしょうか。EMSを活用した海外配送の際にお役立ていただけたら幸いです。伝票発行は発送作業の一番大事な部分ですからしっかりと確認しましょう。